FICは、AMLCTF AML遵守のための監督・規制機関として機能する。FICはPOCA(1998年組織犯罪防止法121)を補完するもので、企業や金融システムが管理しなければならないマネーロンダリング犯罪をリストアップしている。FICは、2004年POCDATARA法(Protection of Constitutional Democracy Against Terrorist and Related Activities Act 33 of 2004)および2004年PRECCA法(Prevention and Combating of Corrupt Activities Act 12 of 2004)と共に、南アフリカにおけるマネーロンダリングを規制する包括的な枠組みとして機能している。
特定の顧客については、諸外国の規制の下で提供されている制裁審査に準じた追加的なデューデリジェンス要件が規定されている。司法関係者、著名な役職に就いている外国人、国内公務員は、デューディリジェンスでスクリーニングされることになっている。このガイドラインは、Politically Exposed Person (PEP)の規定と同様に、規制対象企業に対し、そのような公人の富の源泉を確認し、継続的な顧客デューデリジェンス(OCDD)を実施することを義務付けている。また、その家族や近しい関係者についても同様の精査が行われる。